今期当部会では、事業承継「(*1)トーチング=思いを繋ぐ(次世代へ)」をテーマにトーチング例会で繋いでおります!!
(*1)「トーチングとは?オリンピックで聖火を運ぶトーチ、これを事業のバトンに例えトーチを繋いでゆく事」
経営指針を学ぶ当部会の事業承継とは、他と「一味もふた味も」違うトーチング。
税務や法務は他の団体にお任せし、ズバリ!理念のトーチングを学びます。
今回のテーマは「親子で聞いて親子で話しませんか?」。親族間のトーチングは「継がせる側と継ぐ側」が身近な存在だから起こる課題があります。
吉村親子さまの微妙な心模様をトーチングを控えた倉澤諒(後継者)さんがコーディネーターとしてバッサリ切ってくれました。
例会は終始、吉村親子さま二人の良い距離感が会場を暖かく包み、沢山の質疑の中終了しました。
日時 2013年8月21日(火)18:30〜21:00
会場 大田区産業プラザ PIO
報告者 パネラー 花嫁わた㈱ 吉村信一郎会長(父)
吉村祐介社長(長男)
コーディネーター ㈲中央バフ製作所
倉澤 諒氏(後継者)
参加者 14名
「継がせるあなたは得をする、継いだあなたは感謝する」
〜失敗しない親族間のトーチングとは、親子で聞いて親子で話しませんか〜
<会長の信一郎さんより>
社長の祐介さんはお世辞にも良い社員とは言えなかった、しかし頼んだことはきっちり仕上げてくれた。いやいやではあってが・・・・・とお話しがあり
いざ「トーチングの心構えは」の質問では、継ぐ側ではなく継がせる側が率先して動く事が大切で、子供は自分で人生を作ってゆくのだから1日でも早く経営者の人生に慣れさせることが必要だとまとめていただきました。
<それを受けて社長の祐介さん>
社長になり金融機関の個人補償で押した実印が、書類から離れた瞬間に経営者としての腹が決まった。と言う祐介さん
経営者の覚悟はやってみないとできないし、経営者にならずにわかることなどひとつもありません。だからこそ引き継ぐ事が大切だと実感しています。
祐介社長が経営の芯に据えている事が「社長が偉いわけではない」と言う事。
だから、どんな場面でも社員の話は感情を入れずに聞く、すると社員の方が正しい事の方が多いです。と社員共育についても熱く語っていただきました。
トーチングと言う一大事業を通して信一郎会長が如何に準備をし、如何に祐介社長に寄り添ってきたか、そしてこの先どの様に寄り添ってゆくのか?そこにはトーチングを進めているご本人達しか分からない大切な絆を感じずにはいられませんでした。
ありがとうございました。
(報告 ㈱木村工業 木村晃一)